2013年発売のウイルソンの新シューズは期待できる!

2013年発売のウイルソンの新シューズは期待できる!

2013年発売のウイルソンの新シューズは期待できる!新シューズはサロモンを生み出す工場で生まれた

来年2013年に発売されるウイルソンのテニスシューズには、これまでとは大きな違いがある。それは、ウィンタースポーツNo.1ブランドのサロモンを生み出す工場で開発されていること。スキー上級者はスキー板は毎年変えても、ブーツは同じものを使い続ける傾向があるのだが、スキーにおいては、それだけ自分にフィットしたブーツ選びが大切なのだ。そして、そのスキー・ギアにおいて圧倒的な支持を得るサロモンは、実はウイルソンと同じアメアグループに属しているため、今回のような共同開発が可能となったのだ。
SALOMON FACTORY これまでウイルソンというと、一般的にアメリカン・テイストのイメージがあったと思うが、13年シーズンから発売されるシューズについてはサロモンと同じくフランス・アネシーで企画開発されているため、ヨーロッパ・テイストなものとして生まれ変わっている。しかも、見た目のデザインだけでなく、足のことを知り尽くしたサロモンだからこその機能が、このテニスシューズには盛り込まれている。そこで、今回は新モデルのシューズが、どのようなコンセプトで作られているのかを紹介することで、あなたがシューズを選ぶ時に間違った判断をしない道しるべを示していきたいと思う。

衝撃吸収性が高いから疲れない・・・は間違い! 一般的に日本では、履いた時に履き心地のいい柔らかいシューズを好んで選ぶ傾向がある。これは、家の中では靴を脱ぐ日本人の生活スタイルと関係があり、外に出るため靴を履く時も、家の中と同じように足をゆったりした状態にしたいという意識があるのだろう。
しかし実は、指紋と同じように足のかたちも人によって千差万別。さらに、足は腰で支えているので、シューズを選ぶ際は、腰の高さなども考慮する必要がある。その上で、激しいフットワークを行うテニスでは、なるべくプレーヤーに負担をかけないシューズが要求されるのだが、それをサポートするためのうたい文句として『衝撃吸収の良さ』が売りのシューズがどんどん発売されている。だが、ここで砂浜をランニングする時のことを考えて欲しい。柔らかい砂浜を走ると、こちらが踏みつけた力が吸収されるので、いつもより強めに踏みつけなければならないため疲れてしまうのだ。実際、衝撃吸収の良いシューズを履くと、裸足に比べ、歩いた時で1.5倍、走った時で3~4倍疲れるというデータがある。
人間の足には自然の天然のジェル(踵部脂肪体)がついているため、普通に動く分にはそれほど大きなクッション性を必要とせず、テニスをするにしてもある程度の衝撃吸収性は必要だが、あまりに柔らかすぎるシューズは逆に疲れの原因となってしまうのだ。テニスプレーヤーの中には、インソールをプラスチックのような硬いものに変更する選手がいるが、それは、ある程度の硬さがあったほうがフットワークは安定することの証でもある。

幅広は快適・・・は危険! また、『日本人は、足が幅広』ということもよく言われるが、実際に多くの日本人の足を測定したところ80%以上が2Eということがわかった。しかし、実際は3Eや4Eといった幅広のものがよく売れている。これは、足入れした時に足の指が当たらずフワッとした感覚になるからだ。
しかし、よく考えてほしい。激しい動きをするテニスで実際より大きいシューズを履くと、シューズ内で足が遊びパワーをロスすることになる。その遊びをなくすためシューレースでギュッと締めると、今度は締め方によってシューズ内で足指が変形したりアーチが崩れたりする。人間はダッシュやジャンプする時に足指に力を入れることで股関節が動きやすくなるのだが、シューレースを締めすぎて足指を使えない状態にすると当然動きも悪くなる。またアーチが変形すると正しい重心移動ができなくなり、疲れやすく骨盤のゆがみなどの原因にもなる。バレーボールでは、自分に合わないシューズを履くと約15cmジャンプが低くなるというデータがあるほどだ。これを考えると、シューズ内に足を入れた時、足指が当たらないギリギリぐらいが『調度いいサイズ』といえる。

あなたの履き方は間違っている!?!? 正しい履き方をするだけで、パフォーマンスが大きく変わる。
正しいシューズの履き方とは・・・
正解の履き方は、①かかとを合わせる、②かかとを地面につけ&つま先を上げながら、③シューレースを締めること。
陸上選手が、こうして履いているのをテレビなどで見たことがあると思う。こうして履くことで足のアーチを保持する足底筋膜が緊張するため安定するのだが、足裏をペタッと地面に付けてシューズのヒモを締めると、足が不安定な状態で固定することになるのだ。

さらにシューレースの締め方をアレンジするだけで、そのパフォーマンスが変化するので、是非試してほしい。シューレースの締め方例
①オーバーラップレーシング
 =締まりがよく緩みにくい。
②アンダーラップレーシング
 =適度に緩むため、足になじむ。
③リディアードレーシング
 =足の甲に圧迫感を感じる時。

ラケット同様、シューズにもバランスがあることを知るだけで、シューズ選びが変わる! シューズバランスイメージラケットはウエイト(総重量)が同じでも、バランスがどこにあるかによってそのモデルの特性が変わってくる。ヘッド寄りにあるハンマーバランスであればラケットヘッドが返しやすくなるためスイングスピードが上がるし、バランスがグリップ寄りであれば操作性がよくなる。

こうしたバランスはシューズにもあり、(簡易的な測り方として)一番上の穴までヒモを通して、そのヒモを持って靴をぶら下げた時、つま先の下がりが大きい方が筋力の大きい人向け、小さい方が筋力の小さい人向けとなる。これは、つま先にウエイトがあるほうが足指を積極的に使えるため安定性が高く移動も速くなるのだが、そのためには足の筋肉が必要となる。逆に足の筋肉がない人がつま先ウエイトのシューズを履くと、つまづきやすくなるのだ。そのため、プレーヤーモデルというのは、大抵つま先にバランスが置かれているもの。シューズを選ぶ際には、このように自分の筋力と相談してバランスのあったモデルを選ぶことをオススメする。

2013年春、ウイルソンからまったく新しいコンセプトを持ったフットウェアーが登場する。

詳しくは次号(1月20日発行Wilson Web Magazine)にて!


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