close

2024.03.26

選手情報

マレーが足首の靭帯断裂を発表。長期離脱でウィンブルドン出場に黄色信号

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

Photo by Getty Images

マレーが左足首の靭帯断裂で長期離脱


元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/同62位)は3月25日、自身のSNSを更新。「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)3回戦で負傷した左足首の状態について靱帯断裂していたことを発表した。

【動画】マレーが左足首を負傷したシーン 3時間28分の死闘の末に敗戦

「マイアミ・オープン」3回戦でトマス・マハチ(チェコ/同60位)と対戦した36歳のマレーは、互いに1セットずつを取って迎えた最終セットで、2-5から挽回。観客の声援も含めて流れを引き寄せたが、その矢先の4-5の40-15でネットに出ようとしたところ、スプリットステップを踏んだ際に左足首を捻挫。ポイントを獲得しサービスゲームをキープしたものの、マレーは悶絶しコート上で倒れこんだ。

苦悶の表情を浮かべていたマレーは、メディカル・タイムアウトを取って治療を受けるとプレーを続行。その後のサービスゲームをキープしタイブレークではリードしていたものの、最後は4連続ポイントを許して3時間28分の死闘の末に7-5、5-7、6-7(5)の逆転負けを喫した。

マレーは自身のSNSでメディカルチェックを受けたとし、「昨日のマイアミでの試合終了間際に、前距腓靭帯(ATFL)の完全断裂と踵腓靭帯(CFL)の部分断裂を負った。帰国後に専門医に診てもらって次の段階を踏みたい。言うまでもなく、これは大変なことで長期離脱となる。でも、時期が来れば片方の股関節、足首の靭帯なしでも復帰するよ」と綴り、足首の状態について明かした。

2月に行われたATP500ドバイで「夏を過ぎたらあまりプレーするつもりはない」と今夏での引退も示唆しているマレーにとって、7月に母国開催となるウィンブルドンは最後になる可能性がある。パリ五輪出場にも意欲があっただけに今回の長期離脱は痛い。

2019年には股関節の怪我により引退を示唆していたマレーだが、金属の人工関節を入れて復帰。キャリア通算46勝を挙げ、通算1000試合出場まであと4試合としている。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録