ギア情報byLAFINO

ギア情報byLAFINO 「月刊ギアNAVI 最終回」

ストレーニング75

ストレーニング75

ストレッチ+トレーニング!

“ストレーニング”とは、ストレッチとトレーニングを合わせた造語で、その名のとおり、このベルトを使うことによって筋肉のストレッチやトレーニングを行うことができるという器具です。ちなみに“75”は、このベルトを使ったトレーニングで形づくられる人間の体の形の一例を表しています。使い方はとても簡単。まず本体のベルトとサポートベルトをつなぎ、さらにしっかりと固定された柱などにくくりつける。そして本体ベルトの真ん中に体を通して、あとは各スポーツに応じて、各部位のストレッチとトレーニングに使います。さて、その効果は?

ストレーニング75 ❶ ストレッチ効果
 自分の体重をかけてゆっくりとストレッチするため、安全かつ正確にストレッチすることが可能。肩、背中、腰、太ももの裏(ハムストリング)、ふくらはぎなど、ケガをする頻度の高い体の裏側のストレッチが可能で、可動域も拡大する。
❷ トレーニング効果
 体幹を鍛えることで体を安定させ、バランスのいいフォームを生み出すことができる。
❸ エキセントリック効果
 ふだんの運動では筋肉が縮みながら力を発揮することが多いが、『ストレーニング75』では筋肉が伸びながら力を発揮するため、同じ筋肉でふだんとは異なる力が発揮され、刺激が強く筋力アップの効果が高い。これがエキセントリック効果。



1日1回、短時間で大きな効果

各スポーツ、そしてトレーニングする部位に応じて使い方はさまざまですが、例えばテニスの場合どのような使い方があるか、その一例を示したのが左の写真。まずサポートベルトをネットポストのようにしっかりと固定された柱につなぎます。そして、ひざ裏に本体ベルトを通して、イスに座るような姿勢をとります。実際にイスに座るわけではなく、体重を支えるのはベルト部と接したひざ裏になるため、この姿勢を維持するのはかなりきついのが想像できますね。このトレーニングにより、ももの前とお尻、腹筋、そして体幹のバランストレーニングになり、インナーマッスルを鍛えることができるのです。写真のようにラケットを持ち、ゆっくりとスイングしながら行えば、ひざをしっかり曲げた低い姿勢でショットを打つのに必要な筋力が鍛えられるでしょう。
各スポーツの動きに応じて、運動量が多く特に鍛えておきたい部位、あるいはケガをしやすい部位を重点的にトレーニングするのに好適。基本的には静止した状態で、1日1回、10秒〜20秒間この姿勢を維持することで、実質的なストレッチあるいはトレーニングの効果があると言われています。ただし、想像以上に負荷は大きいので、もしも軽い筋肉痛を感じたら、直後は少しお休みを入れたほうがいいでしょう。無理のない範囲でコンスタントに続けるのが賢い方法といえそうです。

手軽さがテニスにピッタリ!

この『ストレーニング75』の原型は、10年以上前にスペインで誕生。あのナダルもこの器具を使うことで筋力を大いに上げながら、同時に燃焼効果によりシェイプアップを果たしたそうです。
誕生当時は、スペインの一部サッカーチームから広がり始めたこの器具。当時を知る日本人関係者が昨年の9月から日本での展開を開始したのですが、意外にも日本ではサッカーよりもテニスのほうで反響があるのだそうです。基本的にスポーツのジャンルは問わないこの『ストレーニング75』。コンパクトで持ち運びも便利で、しっかりと固定された柱があれば、どこでも一人でできるという手軽さが、個人スポーツであるテニスに適しているのかもしれません。
涼しい秋に向けて、ちょっとトライしてみたくなる『ストレーニング75』です。

ブリヂストン『X-ARMOR』

機能本位に消耗部分を徹底強化!
ブリヂストン『X-ARMOR』 ブリヂストンにはこれまで『剛足』という、その名のとおり高い剛性でプレーヤーの足をサポートするシューズがありましたが、今回の『X─ARMOR』はその進化系ともいえるシューズです。ハードユーザーの使用に耐える強度や耐久性により、しっかりと守られているという安心感がありながら、最新モデルらしく重量も適切に抑えられていて、ひと言で言えば“信頼に足るツアーモデル”と表現できるシューズです。

『X─ARMOR』のデザイン上のアクセントにもなっているサイド部の『X形状ホールドパーツ』はフィット感を高める効果があり、激しい動きでもシューズ内の足のブレを防ぎ、安定したフットワークに貢献すると言われています。実際に履いてみると、その効果はてきめん! 滑りやすい砂入り人工芝のようなコートで横方向に走らされて、打球後に瞬時に切り返さなければならないような場面でもシューズがしっかり足についてきてくれるため、不安なく自信を持ってコートを全力で駆けることができます。

ブリヂストン『X-ARMOR』 また、競技志向のハードユーザーの方はよく経験があると思いますが、激しいフットワークを繰り返していると、アッパーの内側部分が集中的にすり減ってしまい、最後には穴が開いてしまうようなケースがあります。アウトソールをはじめ他の部分はまだまだ使えるのに、この一点が壊れてしまうためにシューズを買い替えなければならないのは、正直言ってもったいない! 『X─ARMOR』はそんな悩みにもしっかり対応していて、この部分に『B─200』という独自の耐久ラバーシールドを施しているのです。
『LAFINO』にも部活に励む中高生プレーヤーがたくさん来られますが、早い場合1か月くらいでこの部分に穴が開いてしまうそうです。「壊れないシューズないですか?」と、切実な相談をされることもありますが、『X─ARMOR』はそんな悩みに対するよい回答になりそうです。
足型や幅、重さなど、シューズを選ぶ際の好みはありますが、シューズにハードな使用に耐える耐久性や安定性を求めている人にとって、『X─ARMOR』そのニーズを満たしてくれる1足といえるでしょう。
ヨネックス『V-CON WD』
V─CONシリーズの新たな個性が誕生

ヨネックス『V-CON WD』 新登場の『V─CON WD(ワイドドライブ)』は、V─CONシリーズの特徴である“衝撃を抑えた柔らかく心地よい打球感”をさらに向上。新仕様のグロメットの採用により、いっそうクリアな打球感の実現が“ウリ”になっています。
新採用のショックレスグロメット『セプトン』は、ゴムのような高い弾性と強度を併せ持つ素材。この素材をグロメットに採用することで、反発性能を維持しながら衝撃を通常のグロメットとの比較で約29 %緩和することができたと言われています。
ところで、これまでのV─CONシリーズはどちらかというと「軽くて楽なラケット」というイメージがありましたが、その先入観で見ると今回の『V─CON WD』は、まず手に取った瞬間に「あれ? 重いな」と感じられるでしょう。

ヨネックス『V-CON WD』 プレースタイルとしては、既存のV─CONシリーズのようなネット際でのボレー展開で操作性に優れたラケットとは一線を画し、ベースラインにとどまり、プレーヤーみずからのパワーとスイングスピードで、グラウンドストロークで積極的にスイングしていくようなテニスに向いています。それも、かなりハードな打ち合いでも自信を持って打ち込んでいけるラケットだと言えるでしょう。フレーム厚も20 〜26㎜と厚く、平均305gというウエート(既存のV─CONシリーズは270〜285g)とも相まって、実際、打球スピードはかなりのもの。特にインパクト直後の初速の速さが印象的です。
V─CONシリーズの新しい個性を打ち出した『V─CON WD』。“ガツン”と厚く当てて味が出る、パワフルさと快適さを両立した競技者層向けのラケットといえるでしょう。

ストリンガーズ・アドバイス
プロのトーナメントでオフィシャル・ストリンガーを初体験!
ストリンガーズ・アドバイス ストリングは生きもの。鮮度のよさが命です!
先月号では、「第1回筑波大学国際トーナメント」でオフィシャル・ストリンガーを務めた経験から、プロの選手でも「高いテンションは体への負担が大きくなるから」という理由で、テンションは意外と低く、50ポンド台が多かったというお話をしました。
もうひとつ、例外なくどの選手も注意を払っていたのは、ストリングの“鮮度”です。試合途中でラケットを替えて、少しでもボールを打ったストリングは当然のように張り替え。また、1球も打っていなくても、時間がたてばテンションが落ちるからと張り替えを依頼する選手もいました。それくらい彼らにとってストリングの“鮮度”は大切なのです。
一般プレーヤーでそこまでの頻度での張り替えは困難ですが、プレーの向上やケガなく快適にテニスを楽しむためにも「もう少し気を配ってほしい」と思う事例は多々あります。
例えば、「切れるまで張りっぱなし」はいちばんダメ。私自身もポリエステルのユーザーなのですが、たとえ切れなくても最低3ヵ月に一度は自分で切って張り替えています。それは、張りっぱなしだと打球感も落ちますが、何より衝撃吸収性が落ちて、実際に自分が手を故障してしまったつらい経験があるからです。特に梅雨の時期など、ナイロン系のマルチストリングは湿気に弱く伸びてしまったり、また水を吸ったあとは硬化してしまいます。すると弾力がなくなって飛ばなくなり、衝撃も大きくなるのです。
私たちの仕事でいちばん大切なことは、お客様に快適にテニスを楽しんでいただくこと。ケガのために好きなテニスをやめざるをえないということがあってはいけません。そのためにも、季節の変わるのを目安に3か月に一度、最低でも暑くなる時期、寒くなる時期の半年に一度は、切れていなくてもストリングを張り替える習慣を持っていただきたいと思います。
ストリングは生きもの。生きのいい新鮮な状態で思う存分テニスを楽しんでください!

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