オールラウンドに使える 『EXO3ツアーシリーズ』
プリンスの特徴といえば、フレームサイドに大きな穴(Oポート)が開いていること。この穴が開いていることで振り抜きが鋭くなり、打球時のストリング可動域が大きくなるのでスイートエリアの拡大効果を生み出しています。
この穴は丸型から長方形のスピードポートへ、そしてよりプレーヤーのレベルや好みに合わせたスペックの選択ができるEXO
3へと進化を遂げ今日に至っています。このEXO
3テクノロジーを搭載したモデルは大きく二つのタイプに分けられ、一つがグロメットをフレームと完全にセパレートさせ、よりストリングの可動域を大きくした『サンダーシリーズ』。こちらはやさしさを優先させたモデル。そしてもう一つが、EXO
3テクノロジーを搭載した選手使用モデルの『ツアーシリーズ』。こちらはよりシャープな打感を味わえるモデルで、これまでに『EXO
3グラファイト』『EXO
3レベル』が発売されてきました。そしてこのシリーズに新たに加わるのが、今回ピックアップする『EXO
3イグナイト』になります。
特徴は、フレームが『EXO
3グラファイト』『EXO
3レベル』よりも厚く、反発力があること。弾きがいいのでボレーもしやすく、オールラウンドなモデルに仕上がっています。また、スピードポートグロメット+ボックス形状の効果で、パワフルな反発力がありながら、コントロール性能もしっかりと保たれています。そのため、薄いフレームのツアーモデルを使っている競技者の方で、“ちょっと打ち合いが厳しくなってきたな”という方がこちらに変更すれば、シャープなフィーリングを変えずにもっと楽にプレーできるようになるでしょう。
実用性が高い“競技派モデル”
また、「EXO
3レベル」のフェイス形状が縦長(フラット系ショット向き)であるのに対し、こちらは丸型になっているのも大きな特徴です。これによってスピンがかけやすく、使い勝手は抜群。癖のない打球感と操作性で、レベルやプレースタイルに影響されずさまざまなプレーヤーにマッチします。

似たタイプのモデルには、バボラ『ピュアストーム』、もしくはウイルソン『[K] SIX.ONE 95』があるのですが、『〜イグナイト』はEXO
3テクノロジーを搭載している分、『ピュアストーム』『[K]
SIX.ONE 95』よりもミスヒット時の飛びをフォローしてくれます。そのため、常にショットの安定感が高く、追い込まれたショットでもラケットがアシストしてくれるため、非常に実用性の高いモデルだといえます。しっかりした打球感は譲れないが、少しパワーもサポートしてほしい、そんな競技派のプレーヤーにぜひ試していただきたいですね。
やさしいけど打ち応えもある、 コンペ志向の厚ラケ
ダンロップにはダイアクラスターシリーズを代表とする日本規格のものと、本家イギリスが展開する世界規格のものが存在するのですが、今回ピックアップする『エアロジェルシリーズ』は後者の世界規格モデル。この世界規格のダンロップはヨーロッパのプレースタイルに即して作られており、ヨーロッパのテニスはストロークが中心になるので、ダンロップのフラッグシップモデルは“ストローカーが気持よく打てるように”というコンセプトが根底に存在します。
そしてそのコンセプトのもと、ダンロップは『レベレーション』というツアーモデルを展開していました。このモデルはツアープロが強烈なストロークを打てるよう、重量感があり、打球感がしっかりしているのが特徴。かつてはハース、ヨハンソン、フィリポウシス、そしてサフィンといった当時のトップ選手が愛用していました。そこからその流れは、『Mフィル』へと受け継がれていき、2004年になると素材に“エアロジェル”という非常に軽量であるにもかかわらずフレーム剛性の高い新素材を採用した『エアロジェルシリーズ』へと進化していきます。そしてこの『エアロジェル』は、昨年『4D
シリーズ』へと進化を続け、今年10月に今回ピックアップする『4D 700』と『4D 900』が展開されるに至ったわけです。
この『4D』というのは“4軸織物”のこと。つまり、フレームの素材であるカーボン繊維を4つの方向から編み込んでいて、これまでの縦横で編み込んだものに比べると斜めからの編み込みも入るので剛性が更に高くなりオフセンターでの打球時も面安定性が保たれるようになりました。また『700』『900』という数字は、そのモデルのパワーレベルを表したもの。ダンロップは昔から『200』や『300』というように数字でラケットのカテゴリー分けをしていて、この数字が小さいほど競技志向のハードなスペックのものとなり、数字が大きくなるほどにパワフルなモデルになっているのですが、『700』『900』とここまでハイパワーなスペックを発表したのは今回が初めてになります。
ハイパワーが売りのこの2モデルには、スロート部に振動吸収機能の“バイブロコア”が搭載されているのも新たな試み。振動吸収にはストリングに振動止めを付けている人が多いのですが、実際それではフレームから振動が伝わるので十分ではありません。特に厚いフレームのモデルは振動が大きくなりやすいので、なおさらです。そこでこの“バイブロコア”を搭載することで、打球時の衝撃や不快な振動だけを除去できるので、打球フィーリングを確認しながらパワーボールが楽に打てる、コンペ志向のハイパワーモデルとなっています。単に「楽に飛ぶラケットがいい」というのであれば他社モデルでもデカラケ・厚ラケなどの選択肢が多くありますが、「ちょっと力が落ちてきたけど打球感は捨てられない」という人に最適なモデルと言えるのではないでしょうか
職人の技が光る。 こだわりの逸品!!

職人の技が光る。こだわりの逸品!!
球出しやサーブ練習に絶対欠かせないのが、ボールキャスター。しかしこのボールキャスター、非常に高価でなかなか個人では手が出せないもの。そのため、小さなカゴにボールを入れて、大変な思いをして練習している人が多いのではないだろうか。
そこでオススメしたいのが、ラフィノオリジナルのボールキャスター。これは今回ラフィノが東京・下町の職人に別注をかけて特別に製作したもので、完全なメイドインジャパン製品。高品質でありながら、シンプルな構造で作られているので業界最安値という、練習を頑張っている人たちにとって、何よりのグッズとなっている。
この別注をかけるにあたって、ラフィノがこだわった点は以下の3つ。
①壊れやすいキャスター部分を工夫し、壊れにくい構造のものを作ること
②ボールキャスターに多く見られる、オムニコートでの砂の引っ掛かりを解消すること
③ボールキャスターが物にぶつかっても大丈夫なように、はがれにくい塗装を施すこと
そしてこのこだわりを満たすために職人が出した答えは、
①キャスター内部にゴムを入れて、中からゴムが膨らみ外側に圧力をかける構造を採用→通常のネジで留めるだけのものに比べ、圧倒的にキャスターが外れにくいように。
②タイヤを通常よりも少し大きめ(直径・幅ともに)のものを採用→タイヤに砂がが詰まらず、スムーズな移動が可能に。
③塗装にガードレールに使用されている粉黛塗装を採用→塗料に粉末を混ぜ合わせ、吹きつけて熱をかけた粉黛塗装を採用することで、多少のぶつかりでは傷が入らないように(ボールキャスターでこの塗料を採用しているのは、おそらくこの別注品だけ)。
というもの。

ラフィノと職人がかなりのこだわりをもって製作したこのボールキャスター。軽量なので持ち運びも簡単で、また折りたたんで収納もしやすい。これまでなかなか手が出せなかった人、もしくはもっとボールキャスターの数を増やしたかったサークルなどにピッタリなので、ぜひ手にしてみてはいかがだろうか。
職人の技が光る。 こだわりの逸品!
このボールキャスターと一緒に手にしたいのが、これまたラフィノが特別に別注をかけた『スコアボード』。なかなか個人では所有している人は少ないが、これは『ボールキャスター』と同じく別注品なので、価格もスペシャル。購入しやすい価格になっているので、個人でも手に入れることが可能だ。もちろん、サークルや部活でもぜひゲットしたいところ。

この『スコアボード』、ラフィノが別注をかけたのにはわけがある。
「テニスは打ち方(フォーム)のよしあしを競うスポーツではなく、あくまでポイントを奪い合う“ゲーム”です。この“ゲーム感覚(勝負)”を日頃練習しているコートでも強く意識することが大会で勝つためには欠かせないと思います。それには視覚的にゲームの流れを意識できる環境を作るのが一番です。そこでおすすめなのが『スコアボード』です。このボードが見えている中でマッチ練習をすれば、自然とゲームカウントを意識するようになり、どうやったらポイントを取れるのかを考えてテニスをするようになります。そして日頃のマッチ練習からゲーム感覚(勝負)を意識できれば、大会でも変な緊張をしないようになります。練習ではできるプレーが本番でなかなか発揮できない悩みをお持ちの方にぜひふだんのマッチ練習から使っていただきたいですね」(ラフィノ太田氏)。
また、ラフィノがもう一点こだわったのが、得点を8ゲームまで対応できるようにしたこと。通常は6ゲームまでのものが多いが、日本は8ゲームマッチという独特なゲーム数が存在し、それに対応した形だ。
サイズもコンパクトで、どこにでも持ち運び可能。“強いテニス”を目指すなら、ぜひ手に入れたいところだ。