『ピュアドラ』を生み出したバボラが まったく新しい“厚ラケ”を作った!
ラケットの開発には大きな流れがあり、90年代から00年頃にかけて、スピード・パワーを求めラケットヘッドが大型化していく時代がありました。このころ、『ウイルソン・プロファイル』のようないわゆる“厚ラケ、デカラケ”が店頭に所狭しと並んでいたものです。
しかしその後、素材・構造の進化によって、フェイス面積を大きくしなくてもそれに相当するスピードやパワーを生み出せることができるようになりました。昨今ではいわゆる“厚ラケ、デカラケ”を主力モデルとして発売するケースが少なくなり、100平方インチぐらいのモデルが、どのメーカーも主流になっているように思われます。
この“100平方インチ”の流れを作ったのは、バボラの『ピュアドライブ』ですが、そのバボラが自ら作ったその流れに一石を投じるかのような新しいモデルを発表しました。それが10月末に発売予定の『Yシリーズ』です。
この『Yシリーズ』は、112平方インチと118平方インチの大きく2タイプで発売される、フレーム厚最大28㎜のいわゆる“厚ラケ”なのですが、さすがバボラ、ただの“厚ラケ”ではありません。まさにこれまでの“厚ラケ”のイメージを払拭する、高級感・プレミアム感のある“厚ラケ”になっています。
上質なフィーリングを体感できる “最高級プレミアム”モデル
最大の特徴は、“厚ラケ”専用に非常に手の込んだ構造になっていること。
通常メーカーはプロが使用するミッドサイズモデルや、売れ筋の100平方インチ付近のモデルに先端の機能を盛り込み、サイズの大きなモデルというのはその延長で作られるパターンが多いのですが、それでは“厚ラケ”のよさを最大限に引き出すのは難しい現実があります。

そこでこのモデルは、ラケットを異なるグラファイトを組み合わせた2ピースで構成し、専用のグロメットを採用。さらにシャフト部にスリットを入れ4本構造にし、バボラのナチュラルストリング『VSタッチ』を標準装備と、完全に“厚ラケ”の長所を増幅させる構造で設計されています。
そのほかにも、この誌面では書き切れないほど装備が盛り込まれていて、その一つ一つが最高級の素材などを使用。車で言えばまさに“レクサス”のようなイメージで、上質なプレミアムモデルといえるでしょう。
実際に打ってみると、薄いグリップで運ぶように打つプレーヤーや、ボレーをメインにプレーしているダブルスプレーヤーには“これ以上ない”と思えるほどのフィーリングを感じることができました。厚ラケの宿命である不快な振動や面ブレが解消されていて、かなりスムーズに、気持よくボールをコントロールできます。値段は確かに張りますが、このタイプのモデルでは突出した格別のフィーリングを感じることができますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
最先端のO3テクノロジー搭載

プリンスはラケットフレームの上下に穴を開け、ストリングの可動域をアップさせる=スイートエリアをアップさせる“O3”テクノロジーを採用し、ほかのメーカーとは一線を画した展開を続けています。そのテクノロジーは年々進化を続け、穴が長方形になった“O3スピードポート”を経て、今年はフレーム中央部分に大きな空洞を作り、グロメットを完全に切り離した“EX3Oエナジーチャネル+エナジーブリッジ”テクノロジー(以下EX3Oエナジー)を発表しました。この構造によって、よりスイートエリアがアップし、コントロール、スピン性能がアップしています。
このテクノロジーは、もともと『EX3Oサンダー』シリーズに搭載されていたものですが、これを100平方インチ&295gと今人気のスペックのシリーズ『ホワイトシリーズ』に搭載したのが、今回ピックアップする『EX3O
ホワイト100』です。
『EX3Oエナジー』テクノロジーは「柔らかな打球感で伸びのあるボールが打てる」と前作から評価が高いのですが、フェイスの大きなサイズに搭載されていたので、パワーのあるスイングではコントロール面で抑えきれないおそれがありました。

それに対し、今回のヘッドの大きさを100平方インチに抑えた『EX3Oホワイト100』は、打球感のよさやボールの伸びはキープしたまま、コントロール・パワーともにバランスのいいスペックになっています。
100平方インチ&295gでこれほどボールの食いつきがいいモデルはあまりないかもしれません。ダブルスをメインにするタッチ系のプレーヤーには、最適な一本といえるでしょう。
日本のダンロップが 独自に開発したニューブランド

『エアロジェル』シリーズや、『ダイアクラスター』シリーズで人気のダンロップが、9月に新たに打ち出したブランド、それが『スリクソン』です。そして、その『スリクソン』ブランドの第1弾となったのが、今回ピックアップする『Xシリーズ』になります。
この『スリクソン』が生まれた経緯を知るには、まずはそもそもダンロップブランドはイギリスのブランドであり、日本では住友系のSRIスポーツが版権を得て展開しているという事実を知ることが必要です。ダンロップブランドの2機種のうち、『エアロジェル』は海外のブランドで、『ダイアクラスター』がSRIが手がけているモデルになります。SRIはそもそもは日本を代表するリーディングカンパニーである住友ゴム工業なので、その技術力は世界でもトップクラス。日本独自の製品は、世界でもトップレベルの質の高さを誇っています。
ただ、ダンロップという名前を使用しているため、SRIには自社で開発したモデルを世界に広く展開するには限界があります。そこでこれまでSRIが培ってきた技術を集結し、独自のブランドとして展開し始めたのが『スリクソン』ブランドになります。これまで、2002年にゴルフでスタートし、それが成功を収め、2007年にテニスではボールからスタート。次のウエアを展開し、満を持して今年9月ラケットの展開をスタートさせました。
最先端技術“コアシェルテクノロジー”で “食いつき感”と“粘り感”を両立
このような経緯を経て生まれた『スリクソンXシリーズ』ですが、このモデルはゴムで世界をリードするSRIらしく、“コアシェルテクノロジー”という最先端技術を注入したモデルになっています。この“コアシェルテクノロジー”とは、ラケットフレームを構成する樹脂の中に、直径が0・0001㎜という想像できないほど小さなゴム粒子(コア)を樹脂(シェル)で包み込んだ“コアシェル”を配合したもの。

これによってゴムの粒子が均一化し、いわゆる“食いつき感”と“粘り感”を生み出すことに成功しています。
鈴木貴男プロや三橋淳プロが使用を開始していますが、打球感がマイルドなツアースペックなので、幅広いプレーヤーに使っていただけると思います。また、ストローク・ネットプレーでもオールラウンドに大活躍な一本となるでしょう。
飲んだ瞬間“いい感じ”を実感!!

人間の体の60%を構成しているのが水分。この水分が少しでも不足すると、運動能力というのはガクッとダウンします。そのため、より高いパフォーマンスを発揮したいのであれば、しっかり水分を体内に貯蓄しておかなければいけないのですが、あまり試合や練習前に水を飲むと、お腹がタッポタッポしてしまいます。そこで、今回編集部がピックアップするのは、お腹がタッポタッポしない不思議な水、ファイテン『アクアミルムG』です。
この水は通常の水に比べて分子の大きさが小さく、そのため吸収性が抜群にいいのが特徴。飲んだ瞬間に体に水分がすーっと染み込んでいきます。そのため、たくさん飲んでもお腹がタッポタッポしません。不思議です。スポーツドリンクの粉などとミックスさせると、より素早く体内に栄養分を取り入れてくれるので、かなり有効だと言えるでしょう。
また、この水は金が含まれているのも特徴。金は電気を通す性質があり、体の細胞は電流で指示が伝達されるので、「この水を飲むと何となくリラックスする感覚があるんですよ」と店長西山さん。トップアスリートも愛用しているわけがわかった気がします。