アガシが愛した『ラジカル』が 進化して新登場!
マレー、ジョコビッチ、サフィン、シモン、グルビス……数えるときりがないほど多くのトッププロに愛用されているヘッドのラケット。そのヘッドのプロモデルは大きく分けると4つのモデルに分類されます。
その4つとは『プレステージ』『ラジカル』『エクストリーム』『スピード』です。『プレステージ』は、ヘッドが昔から展開しているベースとなるモデルで、“薄くて硬くて小さくて重い、そしてフレームがボックス形状”という、昔ながらのラケット。コアなプレーヤー向けで、ボールをつぶして打つような人にフィットします。一つ飛ばして、『エクストリーム』。こちらは、ヘッドの形状を中厚・丸型にし、またスペックを人気の100平方インチ、295gに設定。最近のベースラインからスピンをかけてハードヒットしていくプレースタイルにフィットします。そして『スピード』。こちらは今年発売になった最新シリーズで、ジョコビッチ専用に作られたモデル。スイングスピードが速いハードヒッター向けになっています。
そして『ラジカル』ですが、このモデルは元々、アガシのために作られたものです。ベースはアガシがヘッドと契約する前に使用していたラケット・ドネーの『プロワン』、もっと言えばドネーと契約する前に使っていたプリンスの『グラファイトOS』になっています。特徴はスピンがかかりやすく、ストロークが安定して打ち続けられること。またヘッドサイズが107平方インチと近年のツアーモデルとしては大きく、ラインナップに100平方インチのプロ・98平方インチのMPもありますが、基本的に『元祖ラジカル』といえば、このオーバーサイズがベースになります。
コントロール性能+ スピード感がアップ!
そこで、今回モデルチェンジした新作『YouTek ラジカル』ですが、こちらは大きく二つの点が進化しました。一つは、『スピード』シリーズに新搭載された“YouTek”が採用されていること。もう一つはフレームがボックス形状からラウンド形状に変わったことです。
前者の“YouTek”ですが、これはヘッドの最新テクノロジーの総称で、たとえば新素材“d3o”(与える負荷によって、素材の性質が変化する性質を持つ=ハードヒットは硬く、ソフトヒットは柔らかくなる)を使用し、状況に応じて最適なフィーリングを体感することができます。
後者のフレーム形状の変化については、ラウンド形状にすることで振り抜きがよくなり、ラケットの持つパワーもアップして反発力を生かしたショットを打てるようになっています。
スペックは315gと重めの『Pro』、マレーが使っている98インチの『MP』、そして『OS』に軽量モデルの『Lite』があり、レベルに合った『ラジカル』を見つけられると思います。現在販売されているオーバーサイズのツアーモデルはかなり少なくなりました。他社ではブリヂストンの『X-BLADE
FORCE OS』ぐらいでしょうか?!“適度な軽さでコントロール重視”のスペックを探しているのであれば、ぜひ試してみてください。
スピード優先か? 打球感優先か?

“よりやさしく”“よりパワフルに”そして“より快適に”プレーできるよう、日々進化を続けるテニスラケット。各メーカーからさまざまなモデルが登場する中、この秋ヨネックスが新たに提案するのが、“自分のプレースタイルやコンディションの変化に合わせてガットのフィーリングをチューニングできる新シリーズ『S-FiT』です。
このモデルのベースになっているのは、昨年発売された『RQiS 5パワー』。そもそもヨネックスのモデルは大きく自分のスイングでボールを飛ばす人向けのRDシリーズ(フラット設計)と、高反発のRQシリーズ(中厚設計)に分かれているのですが、『RQiS
5パワー』はシャフト部にスリット(切り込み)を入れることでより柔らかい打球感を実現し、RDシリーズの中でも特にやさしいモデルになっています。
『S-FiT』は、その『RQiS
5パワー』をベースに“セレクト・フィット・システム”という構造を搭載。ストリングの張り始め位置を変えることで、〈スピード優先の設定〉にするか〈打球感優先の設定〉にするかをチェンジすることができます。

非常に画期的なシステムを搭載しているこのモデルは、クルム伊達公子選手が8月より使用を開始。クラブプレーヤーからトッププロまで幅広いプレーヤーが使えるモデルになっています。

実際にグロメットのパターンを変えて試打してみると、『スピード』仕様では球弾きのよさがしっかりと体感できてスピードで勝負したいプレーヤーにおススメ。『コンフォート』仕様では柔らかく包み込むような打球感となり、ゆったりとしたスイングでもパワーを伝えやすい打球感となります。
ラインナップは、100平方インチの『S-FiT1』、105平方インチの『S-FiT3』、112平方インチの『S-FiT5』の3モデル。伊達選手は『S-FiT3』を使用しています。
昨今は自分のプレースタイルに合わせてチューニングされているお客様も増えています。『S-FiT』シリーズは手軽に好みの打球感にチューンナップしやすいので手に入れてからの楽しみが広がりますね。
ヘビーボール製造モデル
ナダルやロディック、ゴンザレスが使用し高い人気を博しているバボラのラケット。そのバボラは、元々二つのモデルから歴史をスタートさせました。一つはさまざまなプレーヤーに使いやすい『ピュアドライブ』、そしてもう一つが今回ピックアップする新『ピュアストーム』の祖、『ピュアコントロール』です。
そもそも『ピュアドライブ』と『ピュアコントロール』の違いはフレームの形状にありました。前者は楕円型、後者はボックス型を採用しており、楕円型はフレームの反発力が高くなるので、よりパワフルなショットを打ちたい人に、ボックス型はボールがラケットに当たったときの感触がダイレクトに伝わるので、自分でコントロールするのが好きな人にフィットしたモデルという位置付けがなされていました。
そして、その流れは今も脈々と受け継がれています。『ピュアドライブ』に関しては、モデル名も当時と同じで、今年の5月に高反発&スピンはそのままに、よりコントロール性をアップさせた6代目(日本での展開では4代目)が発売されました。
より打ちやすく 生まれ変わった!

一方ツアー向けのヘビースペック『ピュアコントロール』は、そのままヘビースペックで継続展開していくモデルと、軽くてソフトな“ザイロン”(カーボンの種類)を採用し打ちやすさをアップさせた『ピュアコントロール
ザイロン』に分離。その『〜ザイロン』は05年、面安定性をアップさせて『ピュアストームMP』と名称をチェンジし、07年にカーボンエクストリーム(編みこみカーボン)を取り入れた『ピュアストーム』を発売。そして今回、その『ピュアストーム』のニューモデルを発表するに至りました。
今回の新『ピュアストーム』は、前モデルよりもラケットが持つパワー(反発性)がアップしているのが最大の特徴です。これは、新『ピュアドライブ』にも使用されたグラファイト・タングステンをシャフト部分に集中して使用することで生まれた特性。『ピュアコントロール』系モデルのコントロール性能をキープしつつ、同モデルに不足していたパワーを付加させることで、より攻撃力の高いラケットへと生まれ変わりました。ツアーでは、ゴンザレス、ジネプリ、マスーなどが使用しています。

一方、同時に発売された『ピュアストーム ツアー』は、純粋な『ピュアコントロール』の流れを受け継いだモデルです。未だ使用プレーヤーも多い『ピュアコントロール』ファンも納得のパワーを備えたツアーモデルとなっています。
よりパワフルなラケットに進化した『ピュアストーム』。これまで“自分には難しいのでは?”と手が出せなかった人も、思ったより飛ばせる感覚があるのでトライしてみてはいかが?
保冷剤備え付きが斬新!!

まだまだ暑さが残るこの季節。快適にテニスを楽しむには、冷たいドリンクが欠かせません。しかし、氷をたくさん入れたジョグボトルは仰々しいし、かといって魔法瓶までは持ち込みたくない。そこで編集部が見つけたのが、このニュータイプのドリンクボトル。キャップに取り外し可能な保冷剤が付いていて(右の写真参照)、これを凍らせてキャップを締めれば冷たさを長時間キープできるのです。ちょっと試したくなる、斬新な仕掛けになっています。
さらにボトルの底が外せるようになっていて、そこにビタミン剤などのタブレットを収容することができるようになっています。いちいちバッグをひっくり返して錠剤を取り出す手間が省けるので、これまた便利です。
また、デザインもカラフルかつ流線型になっていてスタイリッシュ! 機能的なだけでなく、持っていると楽しくなる商品なので、ぜひ試してみてください!