“五角形”と“柔らかさ”が 最大の特徴
このテクニファイバーの『ブラックコード』は、一般的に「硬い」と言われているポリエステル・ストリングの中でも柔らかい打球感になっているのが特徴です。そもそもテクニファイバーは、マルチフィラメントの一本一本にまでポリウレタンを浸透させる独自の技術で柔らかい打球感のストリングを作ることを得意としてきましたが(例えば『TGV』『X¦ONE
BIPHASE』)、このブラックコードはその流れをくんだものです。
テクニファイバーからは、これまでもポリエステル・ストリング『プロ レッドコード』が発売されていますが、この『ブラックコード』はその『プロ
レッドコード』をベースに断面を五角形にしているのが特徴です。そのためボールへの食いつきがよくなり、スピンがかかりやすくなっています。また、基本的にポリエステル・ストリングは製造段階で熱を加えて引っ張ったあと一気に冷却し成形するのですが、この『ブラックコード』はその製造工程で熱を加えて引っ張ったあと徐々に冷却していくことで、同じポリエステルでも柔らかいものに仕上げることが可能になったようです。この柔らかさが、五角形の構造とのコンビネーションで、ボールのホールド感を上げ、それがスピン性能やコントロール性能を高めることにつながっています
ナイロンからポリへの 導入としては最適
『ブラックコード』というネーミングからは想像しにくい、この打球感の柔らかさは(あくまでポリエステル・ストリングとしては、ですが)、これまでナイロン系のストリングを使用していて、「一度ポリをトライしてみよう」という方にはオススメです。これまでは、初めてポリエステル・ストリングを使うと「張ったばかりのときはいいけれど、3日ほどたつとガチガチの打球感になってボールが飛ばない」という症状になることが多かったのですが、打球感の柔らかいこの『ブラックコード』だと、そうした問題を多少クリアすることができます。
また、現在ポリエステル・ストリングを使っている人でも、「もう少し柔らかい打球感のものが欲しい」といった方に、この『ブラックコード』はオススメ。そうした意味では、同じポリエステル・ストリングでも選択肢が広がったということができます。
さらにポリエステル・ストリングは、ストリングに色をつけるのが難しいのですが、テクニファイバーは、『プロ レッドコード』は赤、『ブラックコード』は黒というように、その課題を克服し、着色することに成功しています。そうした点からも、テクニファイバーのストリング製造技術の高さをうかがうことができます。
優れたコーティング技術

今やストリングだけでなくラケットでも世界的なトップブランドとなったバボラですが、もともと『VS』というナチュラル・ストリング(牛の腸が原料のストリング。以前は羊の腸が使用されていたため『シープ』とも呼ばれていた)が有名でした。これは、ボルグがウッドラケットを使用していた時代から張っていたストリングで、長い歴史を持ったロングセラーのモデルです。
数あるナチュラル・ストリングの中でこれだけ人気があるのは、ストリングをコーティングする技術が優れていたから。ナチュラルは、そのまま使用すると束ねた繊維がほぐれやすく、それが耐久性のなさにつながっていたのですが、バボラは高い技術力でそのナチュラルの欠点をカバーしているのです。また、ボルグ以降も、ベッカー、サンプラスなどトッププレーヤーが愛用したことも、ワールドワイドに人気のあるストリングになった要因と言えるでしょう。
そのコーティング技術も時代とともに進化し、今では耐久性がいいだけでなく、湿気や気温の変化にもある程度耐えられるようになったため、メンテナンスにそれほど気を遣う必要がなくなり、高価ですが一般のプレーヤーでも使用する方が増えてきました。
賞味期限が長い 最高の打球感が持続する!!
現在バボラでは『VSチーム125』『VSタッチ130/135』と3種類のナチュラル・ストリングを発売しています。ナチュラル・ストリングの最大の利点は、ストリング自体のテンション維持性能がナイロンストリングに比べて非常に高いこと。テンションの高低に関わらず、あの張りたての心地よい打球感が長く持続します。価格は高めですが、切れる寸前までナチュラル・ストリング本来の反発力や柔らかい打球感を味わうことができるので、ストリングをそれほど切らないプレーヤーは、試してみてもいいのではないでしょうか。また、振動吸収性が高いのでけんしょう炎・テニスエルボーの方や、その予防にもおススメです。
「VS」ナチュラル・ストリングはナイロンストリングに比べて打球時のホールド時間が長く、ストリング自体がボールをしっかり押し出してくれます。その結果、自然と伸びのある打球となり、自分が上手くなった感じがすると思いますよ。
業界初の 中空構造ストリング

ウイルソンから発売されている『Hollow
Core』が他のストリングと決定的に違うのは、ストリングが中空構造になっていることです。詳しく説明すると、マルチフィラメントの中に三角チューブが入っていて、そのチューブ内が中空なので、断面図では三角の空洞があるように見えます。
これまでウイルソンは、NXTシリーズのように非常に細い糸を束ねたマルチ構造のストリングを得意としており、この構造のおかげでナチュラルに近い弾力性と伸縮性のある柔らかい打球感が可能になっていました。また、真ん中にモノフィラメントの芯を置き、その周りをマルチフィラメントで巻く構造の『STAMINA
16』も、モノフィラメント・タイプにしては打球感の柔らかさが特徴でした。それでもこうした構造は他メーカーでも採用しているもので、特に独特のものというわけではなかったのですが、今回紹介している『Hollow
Core』は中に三角形のチューブを入れるウイルソン独特の技術が採用されています。
ナチュラルのような打球感のNXTシリーズ、そのNXTシリーズと同等の柔らかさを持ちながら少し価格を抑えた『スパイデックス』はウイルソン・ストリングの中ではヒツト商品ですから、そうした柔らかくて食いつきと飛びがいいストリングの発展モデルとして、中空構造の『Hollow
Core』が開発されたのだと思います。
エアー(空気)パワーで柔らかい打球感と弾きのよさを両立

『Hollow
Core』は、インパクト時の衝撃を三角チューブ内のエアが吸収してくれるため、手やヒジに優しいというのが最大の特徴です。また、チューブが丸や六角形ではなく三角形なのは、周りを覆うマルチフィラメントの数をできるだけ多くするため。ストリングを最終的に丸形状にすることを想定すると、丸や六角形などのチューブだと、少しのフィラメントだけで丸形状になってしまうのですが、これに対し三角形だとより多くのマルチフィラメントを使うことができるのです。そして、このマルチフィラメントの数の多さも柔らかい打球感につながっているのです。
また『Hollow Core』は、インパクトでチューブ内のエアが一度サイドに押し出されたあと、ストリングが交差した部分で圧縮され跳ね返ってきてボールを飛ばすパワーになるため、スロースイングでもホールド感が高いままパワーを出すことができます。マルチフィラメントだけの構造では“グチャ”とした感覚を持つ人もいるのですが、この『Hollow
Core』の中空チューブ+マルチフィラメント構造だと、“柔らかいけれど弾きもいい”といった「モノフィラメント」と「マルチフィラメント」両者の長所を生かした打球感が味わえます。さらにあまりスイングをしないボレーでは、この『Hol
low Core』の特性が最大限に生かせ、タッチショットでもボールをある程度飛ばすことが可能になります。試合にガンガン出ている方、エントリーレベルの方、すべてのレベルのプレーヤーに納得していただけるストリングといえます。
女性の大敵・紫外線をシャットアウト!

まだまだ日ざしが厳しいこの季節。女性プレーヤーの敵と言えば、何といっても紫外線。大量に浴びると、細胞が破壊され美しい肌を保てなくなります。そこで、日焼け止めなどを塗ることが必要なのですが、それだけでは紫外線をカットするのは不十分。よりしっかり紫外線をシャットアウトするには、アームカバーを着けることが必須です。
しかし、アームカバーを着けると暑いので着けたくない、という人も多いのでは? そこでお勧めしたいのが、ダンロップの『UVカットアームカバー』。このモデルは紫外線をしっかりシャットアウトしてくれるだけでなく、吸汗速乾性の高い素材を使用しており、さらに脇下部分がメッシュになっているのでむれにくく、快適にプレーを楽しむことができます。
また、筋肉の伸縮を促すサポート機能が付いているのもうれしいところ。UVカットアームカバーを着けて、夏テニスをもっとエンジョイしよう!