ギア情報byLAFINO

ギア情報byLAFINO 「月刊ギアNAVI Vol.5」

フォルクル 『C-10 Pro 98』

フォルクル 『C-10 Pro 98』
高反発フレームが台頭する 昨今のラケット事情

前モデルは、98年のオーストラリアン オープンでP.コルダが使用し優勝昨今のテニスラケットの進化は目まぐるしいものがあります。かつて木製だったラケットは、メタル、グラスファイバー、カーボンへと素材が進化。さまざまなテクノロジーが開発され、今では振りやすく、パワーが出てスピンがかかるモデルが店頭に所狭しと並んでいます。

多種多様な最新カーボンがフレームに採用される以前は、現在に比べて発売機種も少なく、素材に大きな差がなかったため、フェースサイズや重量、フレーム厚、しなり具合を基準にしてラケットを購入されていた方が多かったように思います。

高反発フレーム時代の現在、主流スペックはフェース100平方インチ前後の中厚フレームとなり、各メーカーが独自に採用するテクノロジーや最新カーボンで差別化を図っています。そのため、同等のスペックでもメーカーごとにまったく異なる打感となるため、当店では試打をして違いを吟味してから購入する方も増えています。

“№1”というより “ONLY1”の一本

そんな流れの中、先日フォルクルから発売されたのが『Cー10 Pro 98』です。このモデル名を聞いて“懐かしい”と思った方も多いことでしょう。それもそのはず。『Cー10 Pro』は98年から02年まで発売されていたモデル。独特のしなり感が数多くのテニスプレーヤーを魅了し、フォルクルを代表するモデルとして特に上級プレーヤーに人気がありました。

そのかつての名器を、コスメティックを変更しただけで、素材、形状、スペックを一切変えずにリバイバル。実際に打ってみると、フィーリングも完全に再現。ラケットが心地よくしなり、ボールがラケットにグッと乗って伸びのいいショットが打てます。特に薄めのグリップの人にマッチし、ボレー、スライスの気持よさは秀逸。もう10年以上前のモデルなのにまったく色あせることがなく、その完成度の高さにただ驚くばかりです。“№1”というよりも“ONLY 1”のラケットと言えるでしょう。

昨今の反発がいいラケットはスピンがかかった強いボールを打てる半面、球離れが早いため、打球時に手に残るフィーリングがそこまで感じられないことは否めません。“しなりを生かして伸びのあるボールを打ちたい”“フレームがボールを包み込むような感触が好き”そんなフィーリングを大事にするプレーヤーには、ぜひ手に取ってもらいたいモデルです。ただ数が限定されている商品なので、気になる方は早めにチェックすることをお勧めします。

トアルソン 『アスタリスク 98/103』

持っているだけで テンションUP!

トアルソン  『アスタリスク 98/103』ストリングで有名なトアルソンは、内部に新開発の異弾性複合コアを配置したストリング『アスタリスク』を06年の8月から展開していて人気ですが、今度はそのモデル名を冠したラケットを発売。それがこの『アスタリスク98/103』です。もともとトアルソンは、『フォーティーラブ』『モンスター』というモデル名のラケットを昔から発売していますが、それらとはまったく別ラインのモデルになっています。

特徴は、モデル名のとおり“アスタリスクシステム”を採用していることにあります。アスタリスクとは記号のアスタリスク(*)のことで、ここではラケットフレーム6ヶ所に特殊金属を複合させ、ラケット面のブレを抑える効果をアップ。ほかにもスロート部分が六角形に削られていて、しなりとネジレの絶妙なバランスを生み出しています。

ラケットケースのカラーリングも きれい! しかし何といっても特徴的なのは、そのコスメティック。明るくきれいな色使いで、ラケットを握るだけで楽しくなります。またラケットだけじゃなく、ラケットケース(ソフトケース)も同じカラーのデザインでおしゃれ。街で目立つこと間違いなしです。
このようにかなりデザイン性が高いラケットですが、決して初心者限定のモデルではありません。『98(青)』のほうは98平方インチの310g、フレーム厚は20㎜均一と、しっかり打つプレーヤーに向けたスペックになっていて、実際に打ってみるとラケットにクセがなく振った分だけ飛んでくれます。 ショットをコントロールしていきたい人に向いた一本で、選手も使えるモデルです。一方で『103』のほうは女性を意識した設計になっており、弾きがよくなっています。硬さもちょうどいいので、レベルを問わず使いやすいモデルといえるでしょう。おしゃれに、でも本気でテニスを楽しみたいプレーヤーに、最適なモデルです。

ヨネックス 『V-CON X 18/21』

強烈なフラットドライブが 気持よく打てる!

ヨネックス 『V-CON X 18/21』ラケットは素材がグラファイトになってから形状をいろいろ調整できるようになり、よりパワーが出るように“厚く、大きく”進化してきました。しかし、そのように“厚く、大きく”なるとラケットは硬くなり、ヒジや手首に大きな負担がかかるようになります。その結果ヒジや手首に障害を抱える人も出てきて、体に負担がかからないラケットの開発がメーカーの課題となっていました。

そこでメーカー各社はフレーム構造で調整したり、グリップの中にクッションを入れるなどして振動吸収性を高めたモデルを発売しましたが、その中でも独特の方法で振動吸収性能を高めたのがヨネックスの『VーCON17』(2002年)です。このモデルの大きな特徴は、スロートを2ピース構造にしたこと。完全に別素材を組み合わせることで、より振動吸収性を高めることに成功しました。今ではヨネックス以外のメーカーでも同構造のモデルを発表していますが、オリジナルはこのモデルになります。
 
この『VーCON17』はその後徐々にフェースサイズを大きくさせていき、よりやさしいモデルへと進化。そもそも、“もっと快適にテニスを楽しみたい”というクラブプレーヤーの求める声に応える形で生み出されたモデルなので、フェースサイズの大型化とともに『VーCON』は“やさしいラケット”の代名詞的な存在になっていきました。

シャフト部は異なる素材を組み合わせ、3層構造になっている。同様にグリップ部も3層構造を採用している。 しかし、実は“体にやさしいラケット”というのは、何もクラブプレーヤーだけが求めていたわけではありません。競技プレーヤーの中にもそれを求める人は多く、その声に応えて作られたのが今回発売された『VーCON X18/21』です。  両者とも共通しているのが、とにかく打感が柔らかいこと。振動はまったくないわけではなく、心地よい形で伝わってきます。ホールド感が非常に強く、グーンと伸びるようなショットが打てます。あまりグリグリのスピンというより、薄めのグリップでフラット気味に打つプレーヤーにマッチ。またタッチ感覚を生かせるので、プレースメントなどでゲームを作るプレーヤーにも最適といえるでしょう。

PICK UP!  プリンス 調光偏光レンズ付サングラス (PA931)

光の強さでレンズの色が変わる!

プリンス 調光偏光レンズ付サングラス (PA931) いよいよ夏本番。この季節のプレーで気にしたいのが、厳しい太陽 光線から目を保護すること。“自分は目が強いから大丈夫”と思っていても、長時間炎天下でプレーしていると角膜炎や白内障を引き起こす原因にもなるので注意。さらに、紫外線が目から吸収されると体内で勝手にメラニン色素が形成されるので、日焼け止め対策クリームを塗っていても、日焼けしてシミができてしまうことも。

そのため、夏テニスにはサングラスが絶対に欠かせない。しかし、“サングラスをしていると、明るさで見え方が変わるのでプレーに支障が出る”と言って敬遠している人もいるだろう。そんな人におススメなのが、プリンスの『調光偏光レンズ付サングラス』。このサングラスは、光の強さが変わっても見え方が変わらないという優れもの。つまりまぶしい状況でも曇りの状況でも、見え方が一定なのでプレーに差し支えることがないのだ。
またフィット感も抜群なので、プレー中にストレスを感じることもほとんどない。進化したサングラスを手にし、夏テニスをエンジョイしよう!

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