「最新版フォルクルの集大成と言える1本
フォルクルを代表する名器として名高い「カタパルト」シリーズは、世界的なヒットを見せて、日本でも多くの支持を得たラケットです。
今回、紹介する「パワー・ブリッジ2」は、その「カタパルト」シリーズから、パワーとホールド感を両立させた「カタパルト・エフェクト」や、カーボンナノチューブベースの新素材「DNX」、フェイスの安定性とパワーを両立させた「パワー・ブリッジ」、インパクト時のストリングの可動域を確保してパワーとフィーリングを両立させた「ビッググロメット」など、フォルクルのラケット・テクノロジーの核となる部分を受け継いだ、同社を代表する1本です。いわば、最新版フォルクルの集大成と言えるでしょう。

この「パワー・ブリッジ2」の持ち味は、なんと言っても抜群の衝撃吸収性とホールド感です。まるで包み込むようなフィーリングでボールを捕らえて、そして弾き出す感覚は、他のラケットでは味わえません。それはコントロール性やスピン性能という面でも感じられるものなのです。
オーバーサイズでありながらスイングする楽しさをしっかり味わえる
実際のプレーにおいては、特にコントロールという面で、フェイスの安定性とホールド感のよさを実感できるのではないかと思います。安定性のために必要なフレームの硬さを持ちながら、同時に115平方インチというフェイス面積を生かしたホールド感や弾きのよさがしっかりと出ています。
ここまでフェイス面積が大きいと、一般的にはボールが飛びすぎてラケットを振ることに抵抗感を覚えるものですが、この「パワー・ブリッジ2」はスロースイング、ショートスイングはもちろん、しっかりスイングしてもボールがフェイスに「乗る」感覚が得られて、ボレー、ストロークのどちらでも使えるオールラウンドなラケットだと思います。
スイングする楽しみがしっかり残っているという意味で、今までのフェイス面積の大きなラケットとは一線を画すモデルと言えるでしょう。
「アエロ」ならではスピン性能とシリーズ随一の軽量性

「アエロ プロ ドライブGT」、「アエロ プロ チームGT」と続き、この「アエロ プロ ライトGT」は、一連の「アエロ シリーズ」の中ではいちばん軽いタイプのラケットとなっています。基本260gというウエートは、例えば低年齢のジュニアが成長し、本格的な大人用のラケットに切り替える際などに、非常に使いやすいのではないかと思います。いきなり重いラケット、バランス的にヘッドが軽いラケットはどうしても扱いづらくなるので、こういったラケットで移行するのがいいでしょう。
基本的な特性は、まるで「スピンを打つために生まれてきた」とも言うべき「アエロ シリーズ」に共通したものをしっかりと受け継いでいます。アウトを恐れずに思い切り打てる、試合でも自信を持って打てる、そしてテニスが楽しく感じられるという好循環を、多くの人が享受できるラケットと言えるでしょう。
自分自身の成長とともにステップアップできるバボラのラインナップ
デザイン面でも、黒と黄色を基調としたカラーリングは兄貴分とも言える「アエロ プロ ドライブGT」や「アエロ プロ チームGT」と共通のテイストでまとめられており、“兄貴分”にあこがれを抱いている人にとっては魅力的に映るラケットなのではないかと思います。
「カッコいいから使いたい!」というきっかけは、ラケットの選び方として決して悪いものではありません。それが、「このラケットを使ってもっとうまくなりたい、もっと強くなりたい」という向上心につながるからです。しかし、実際に使ってみたらとても重くて使えない……となると、それは故障の原因にもなりえるので本末転倒。そんなケースに、自分自身の意欲も満たしながら、より適切なラケット選びができるというところに、この「アエロ プロ ライトGT」が登場した意義が感じられます。

見方を変えれば、最初はこの「アエロ プロ ライトGT」から入り、自分の体格的な成長や経験の蓄積にしたがって、次に「アエロ プロ チームGT」、さらに次に「アエロ プロ ドライブGT」と移行していけば、ラケットと自分のテニスを同時にステップアップさせていくことができるのではないかと思います。
もちろん、プレーヤー個々の好みがありますから、この「アエロ プロ ライトGT」の軽さが好きでずっと使い続けるという選択も“あり”です。
そのように考えると、バボラの商品構成はプレーヤーの立場に立ち、さまざまなニーズに対して、細かく、そして深く考えられているのだなとわかります。
スロースイング、ショートスイングでもボールがしっかり飛ぶ!

ダンロップの最新モデル、「ダイアクラスター」はNEX8・0が110平方インチ、NEX10・0は115平方インチの2サイズで登場しました。
ターゲットは主に女性と、男性でもみずからのパワーではなく、ラケットの持つパワーでテニスを楽しむ方となるでしょう。また年輩の方に多く見られるスロースイング、ショートスイングでも、ボールがしっかり飛ぶというタイプのラケットです。
8・0はフェース上部と下部にストレート・ストリング・システムを搭載し、スイートエリアを拡大、オフセンターショットでのミスショットを減少。一方、10・0はデュアルブリッジ・システムによりメインのストリングが長くなる分、ストリングのたわみが大きくなり、より楽にボールが飛び、勢いのあるボールが打てるようになります。
経験者が余裕を持って楽しめる良質な1本
今回の「ダイアクラスター」のフレーム素材には、グラファイトに加えて、名称の由来にもなっているダイアモンドカーボンネックス、そしてダイポルギーRエポキシが採用されています。これによりフレーム全体の剛性が高くなり、シャフトのたわみも減っています。結果としてラケット面のブレが少なくなる分、ストリングのたわみも安定し、インパクト時には、より濃密なホールド感が得られるというわけです。

この「ダイアクラスター」は、ストリングは少しローテンション(緩め)で張ったほうが、その持ち味を色濃く出すことができるでしょう。さらに言えば、10・0の場合、たとえプレーヤー自身の筋力や体力がなくても、パワー面に関してはすべて「ラケットにお任せ!」といった感覚で使えるラケットと言うこともできるでしょう。かつてはみずからのパワーでテニスをプレーされていたベテランの方が、今はラケット自体の持つパワーを利用しながら、プレーを楽しむ……といった使い方もいいのではと思います。
落ち着いたカラーリングにも高級感が感じられます。楽だけれども良質なものを使っているという実感が得られるラケットと言えるでしょう
暑い夏の強い味方!
汗をかくほど強力な吸着力を発揮!
少しずつ夏も近づき、汗によるグリップの滑りが気になる季節となってきました。
この「ウォーターフィットグリップ」は、汗を吸えば吸うほど、手にグッと吸い付くようなフィーリングが得られるという、まさに「究極」のグリップテープなのです。
手に汗をかきやすく、ウエットタイプのグリップテープは滑って使えず、かといってドライタイプも肌触りに違和感を覚えるという人は意外と多いようです。これは、一般的なドライタイプと比べても表面のサラサラ感が強く、それでいながら水分を吸うほどに滑りにくくなるという特殊な特性を持っています。
テープの厚みのおかげで衝撃吸収性もよく、耐久性の高さもうれしいポイント。この夏、ぜひお試しを!