「ハイブリッド」に新たな個性を持つ2本
ストリングの可動域を広げることにより、広いスイートスポットを確保し、高いコントロール性と鋭いスピン性能を両立させたプリンス独走の技術、「EXO³テクノロジー」。
今回ご紹介する「ハイブリッド」は、横側の7本のみを「O︱PORT」にした「100」と、縦側の6本のみを「O︱PORT」にした「105」の2本です。
「100」は振り抜きとコントロール性を重視した、 ハードヒットにも向く軽量の中上級者向けオールラウンドラケット。一方「105」はコントロール性と操作性を重視した、飛びの良い軽量の中級者向けオールラウンドラケット、というのがメーカーのコンセプトです。
フレーム中央部分に大きな空洞を作り、その重量をフレーム外側に再配分。その結果、インパクト時のフェースのブレを抑えるという「EXO³エナジーチャネル」など、これまでにない発想でラケットの技術革新を実現した機能を満載した意欲的なモデルです。
高い機能性と安心して選べる価格を両立

縦・横ともに「スピードポート」を採用した、その名も「O³スピードポート・シリーズ」で、ストリングの「たわみ」が少し大きいと感じたプレーヤーに向けて生み出されたのが、この「EXO³
Hybrid 1 0 0」および「105」と言えるでしょう。
例えば「100」は、中学校でソフトテニスをやっていて、これから高校に入って硬式を始める、というプレーヤーにはピッタリだと思います。飛びを抑えながらホールドしてくれる。しっかり回転をかけて遠くへ飛ばす感覚のソフトテニスから転向した人も、気持よく、アウトを怖がらずに振り切れるでしょう。
一方「105」は、スイングしているのにボールに力が伝わらなかったり、球技が初めてで「ちゃんと打てるかな…」と不安を抱く人にもおススメです。きっと短い時間で、ボールを相手のコートに打ち返す楽しさを実感できるでしょう。
これだけの高い機能性を備えながら、価格帯的にも初心者が比較的、安心して選べるラケットというのは、なかなかありません。春からテニスをスタートする方が自分に合わせた1本を選びやすいモデルと言えるでしょう。
「フェースが小さくても重くないラケットを」という声に

振り返れば、「チーム」の先駆けとなったモデルは、「ケイ・シックス・ワン・チーム」でした。「ケイ・シックス・ワン」は重たいラケット(「95」で310g、「105」で301g)でしたが、これに「チーム」の名を与えて軽いラケットを作ったのです。
「チーム」というモデルの位置づけは、普通はフェースが小さいラケット=重たいラケットとなりますが、「フェースが小さいラケットを使いたいけれども、あまり重くないほうがいい……」いうプレーヤーに向けたモデルだと言えるでしょう。
「振り抜きのよさはミッドプラス」、それと同時に「軽量で操作性“取り回し”も大事」という、これまで類のなかった性格づけのラケットです。
この「PRO TEAM FX BLX 103」は、平均重量281gのため、女性や筋力に自信のないプレーヤーでも十分使える重さです。競技志向を残しながらも「少しだけ優しいモデル」となっているのです。大会にどんどん出るようなプレーヤーはもちろんですが、楽しい週末テニスのための道具としても、長く使えるラケットだと思います。
無茶打ちせず自分を抑えられるフィーリング重視のプレーヤーに
そもそもの「BLXシリーズ」のコンセプトは、「手に伝わる衝撃と振動」「打球音」「しなり」という3つの要素を最適化し、プレーヤーが最も快適にボールをコントロールできるラケットというもの。フレームに、「バサルト・ファイバー」と呼ばれる玄武岩を原料とした素材を炭素繊維のカロファイト・ブラックに練り込むことで、BLXならではの安定感と打球感の心地よさを備えています。さらに「PRO TEAM FX BLX 103」では、ヨーク部分に「孔」を設けることでフレーム部分の表面積の拡大を図り、インパクト時のブレを抑えるユニークな「FXテクノロジー」を備えるなど、現在のウイルソンの持つテクノロジーを余すところなく享受することのできる1本と言えるでしょう。

「PRO TEAM FX BLX 103」は、本当はラケットを思い切り振りたいのだけれども、無茶打ちをせず、自分でしっかりと抑えも利かせられる人にぴったりというイメージのラケットです。
他メーカーで近い存在と言えるのは、例えばヘッドの「ユーテック・エクストリーム・エリート」、バボラの「ドライブZ ツアー」などが挙げられるでしょう。
比較すると、「ユーテック・エクストリーム・エリート」や「ドライブZ ツアー」はスピン系で、「PRO TEAM FX BLX 103」はもう少しソフトなフィーリング系。ホールド感も高いので、インパクト時のフィーリングを大切にしたいプレーヤーにはきっと気に入られるラケットだと思います。
ボールがフェースに乗っている感覚が楽しい!

「RQインパクトスピード ティア」をひと言で表せば、素直でクセのないモデル。オーソドックスなフェースサイズ100平方インチに255gの軽量スペックで、取り回しも楽々。バランスもトップ寄りに設計されているので自然な振り切りをサポートしてくれます。フォームを覚える初中級レベルでの使用で最も効果を発揮します。そして、程よくシェイプされて「しなやかさ」を備えたスロート部分は、ボールがフェースに乗っている感覚を楽しむことができます。難しさを感じることなく、シンプルにテニスを楽しめるラケットなのです。
「飛ばす」ことが最優先の厚ラケは、多くの場合、ラケット自体の持つパワーが圧倒的で、ほとんど感覚もなくボールが飛んでいくために、往々にしてテニスの楽しさを実感できないものです。 しかし、「RQインパクトスピードティア」は、このシェイプされたスロートのおかげで、「自分で打っている」という実感が持てます。
スイングの基本を
教えてくれるラケット
ヨネックス独自の四角いフレーム形状「アイソメトリック」の効果で縦に広いスイートエリアになり、体から遠く離れたボールも、体に近いボールもストレスなく飛んでくれます。体とボールの関係が、違和感なくつかみやすいこの縦長のスウィートエリアは、特に初心者には非常にメリットのある形と言えるでしょう。

加えて縦長のフェースのおかげでスイング時に遠心力が出しやすく、そこで発生したパワーでボールもよく飛んでくれますし、どういう打ち方をすればボールに回転をかけられるのかもわかる。特に、体が大きくない日本人にはこの縦長の形状はとても合っているのだと思います。
ラケットがスイングの基本を教えてくれる……という意味で、「RQインパクトスピードティア」は非常に素直な、いい特性を持っているラケットだと思います。
カラーリングも2種類ありますが、「初心者」を意識させないデザインですね。かつては、いかにも「初心者」を感じさせるデザインのラケットが珍しくありませんでしたが、最近では女性もボーイッシュなデザインを選ぶ人が増えてきており、その点でも工夫が感じられます。
ポケットに入るサーブ練習機
週末の試合に備えて気軽にサーブのフォームをチェック!
「世界初」を謳うサーブ練習機。鏡などを前にして、ふだんの自分のフォームでこの小さな器具を振ってみます。真ん中の回転部分が曲がってしまったら、肩・肘・手首など、スイング途中の動きに問題がある証拠! というもの。
実際に試してみると……おもしろい!難しいプロネーションが、少ない練習量で自然と身につくことが実感できました。練習の前に、ゆっくりと10回くらいスイングしてから練習に入るだけで、正しいサーブのフォームを体がちゃんと覚えてくれる感じです。
この練習のあとで実際にボールを打ってみたら、サーブの音が違いました。いつもの自分の音じゃない! ラケットの真ん中で捕らえている音に変わっているんです。
スーツのポケットにも入るサイズだから、お昼休みなど少しの時間、この
「サーブアップ」で練習すると、週末のプレーが変わるのではないか! という期待が持てる商品です。