アディダスのラケットが20年ぶりに復活!
70年代のナスターゼ、80年代のレンドルと、テニス史に名を刻んだレジェンドたちに愛用されたアディダスのラケット。
国内で積極販売されなかったこともあり日本ではメジャーではなかったのですが、コートに映えるアディダスマークは当時のテニスファンに強烈なインパクトを与えました。
その後、1988年以降アディダスはテニスラケットの世界から撤退。
しかし昨年4月、20年ぶりに突然ラケット事業を復活させ、テニスファンを驚かせました。
ところがこのモデルが発売されたのは、アディダスの直営店と一部のショップのみ。
いわゆるテスト販売だったのですがその評判がよく、それならばと今年2月に販売範囲を少し広げ、コスメも新しくし、再び本数限定で発売を決定。それが今回ピックアップする『アディバリケード』です。
このモデルの大きな特徴は、フラットドライブ系のショットが気持よく打てること。もともとジョコビッチのために作られたという噂のモデルで、ウイルソンの『Kブレード』(以前ジョコビッチが使用していたモデル)のように初速が速い感覚があります。
そしてもう一つの特徴は、95平方インチのボックス形状でありながら300gと少し軽量であること。
通常95平方インチのボックス形状だと、315〜320gぐらいの重量になります。それはそれぐらいの重さがないとラケット面がブレやすく、ボールにパワーを伝えにくいためですが、このモデルはラケット面の3時9時のところにiESというテクノロジーを搭載し、それによって面ブレを抑制。そしてバランスを330㎜と少しトップヘビーにすることで、ウエイトを抑えてもブレと打ち負けがないモデルに仕上がっています。
気持よく振り抜いて飛びを抑えられる

実際に試打してみると、フィーリングがかっちりしていることがわかります。
ヘッドやフォルクルを代表とする欧州メーカーのように“しなって飛ばす”感覚ではなく、米国系メーカーに多い“つぶして飛ばす”感覚です。その分弾きはよく、パワーをしっかり出していけます。
そして300gと振りやすいので、レベルを問わず広い層で使えるのも特徴です。似たスペックのモデルとしては、バボラ『ピュアストーム』、ヘッド『ラジカル』、ウイルソン『ツアーBLX』がありますが、それらに比べると振り抜きのよさでメリットがあります。
現在100平方インチ&300gといった黄金スペックのモデルを使用していて、もう少し飛びを抑えたいと思っている人には、スイングで調整しなくてもしっかり振って飛びを抑えられるのでぜひ試してみてください。
『RD』と『RQ』のいいとこ取り!
ヨネックスのフラッグシップモデルと言えば、ヒューイットやナルバンディアンなどトッププロの多くが使用している『R』シリーズ。このシリーズはフレーム断面がボックス形状の『RDS』と、ラウンド形状の『RQS』に大きく分けられますが、今回ピックアップする『RDiS200』は『RDS』の名を付けながら『RQS』の特徴も兼ね備えた“両者のいいとこ取り”をしたモデルとなっています。

というのも、このモデルは『RDS』の形状(ボックス)を基本としながら、フレームの3時9時の部分だけエアロ形状(ラウンド)になっているため。この構造によって、面の安定性と振り抜きのよさを両立させることに成功しています。この構造はアンチッチが使用していた『RD002TO
UR』に採用していたもので、『RD iS200』はその流れを受け継いだモデルと言えるでしょう。そのため、アンチッチは現在、こちらの『RDiS200』に切り替えています。
『R』シリーズはこれまで『RDX』、『RDS』という流れを経て、昨年2月にカップスタック型カーボンナノチューブなどのテクノロジーを採用した“インパクトスピード(『RDiS』)”へと進化しましたが、『RDiS200』はさらに粘りのある素材「タフレックス」を採用。これによって独特のしなり感が生まれ、マイルドな球持ち感と鋭い初速の実現に成功しています。
ラケット価格の革命児

そしてこのモデルのもう一つの特徴と言えば、その価格です。通常、フラッグシップモデルは3万3000円以上はするものですが、このモデルの価格は2万8350円。トップモデルが最初から今までの価格よりも安い設定となると、その性能を不安に思う人もいるかもしれませんが、この『RDiS200』は最新のテクノロジーを惜しげもなく投入したプロ仕様のモデルとなっています。ラケットの価格帯に一石を投じた“革命”と言っても過言ではありません。
このような価格帯を実現できたのは、ヨネックスの国内自社工場で製造をしているからです。こうすることで、高い品質を保ちながら物流コストなどを削減して、驚きの価格帯を実現しています。
実際に打ってみると、ラケット面とボールの接触時間が長く、スピンが強くかかります。フェース面積は98平方インチなので、幅広いプレーヤーが手に取りやすく、また2通りの重量設定(G・HG)によって自分に合った重さやバランスを選ぶことができ、よりイメージどおりの一本を手にすることができます。
「プロが使っているような最新モデルに買い替えたいけど、最近は懐が寒いから…」と買い替えを控えている方も、手に取りやすい価格帯でありながら、本格的なパフォーマンスを有したモデルなので、ぜひ試してみてください。
№5”が復活

フォルクルのラケットは、モデル名の後ろに1から10までの番号が付いていますが、これはそのラケットが持つパワーを表記したもの。1が最もパワーがあり、10は飛びが抑えられたモデルとなります。今回ピックアップする『PB5』は、“5”なのでちょうど中間という位置づけ。フォルクルのラインナップ上で“5”は2002年の『クワンタム5』以降存在せず、今回約10年ぶりの新スペックになりますが、フェイス面積が102平方インチ、ラケットの重量が280gなので、幅広いプレーヤーに適応するスペックとなっています。
と、このようにスペック的にはオーソドックスなのですが、形状はかなり独特です。フレームからヨーク部分が独立しており、まるでカブトムシの角のよう。これは「パワーアーム」という機能で、『PB』シリーズでは“1”に搭載されており、それが転用されたものになります。
これによってインパクト時にメインストリング8本が大きくたわみ、ホールド感がアップ。さらにフレーム中心がしなるため、打点が遅れた場合でも、通常であればヘッドが遅れてコースがそれるようなショットが「イメージどおりのコースへ打てる」といったメリットがあるのです。
打つ楽しさを実感できる!

このように「パワーアーム」は、“ラケットの力を借りたい”という人に向けた機能で、これを人気が高い100平方インチの中厚モデルに持ってくることによって、ほかの類似スペックのモデルと差別化を図っています。“中厚は飛ぶけど、硬さが気になる”と言う人は、独特の柔らかさが実感できるのでぜひ試してみてください。最近の高反発フレームではなかなか得られない“打つ楽しさ・気持よさ”を再認識できるラケットと言えるでしょう。タッチを優先する上級プレーヤーにもぜひ使っていただきたいモデルです。
チタンの力で腕回りの関節痛に効果を期待!

プレーヤーが抱える体の悩みで多いのが、ヒジや肩といった腕回りの関節痛。ここを痛めると、サーブだけでなくストロークもままならないので、思い切ったプレーができなくなります。そんな悩みを持っている人にお勧めしたいのが、ファイテンの『パワースリーブ』。一見アームウォーマーやサポーターのようですが、実はそれらの商品とはまったく異なる特性を持っています。というのも『パワースリーブ』は、チタンを水に溶かした溶液を生地に染み込ませて、それをファイテン独自のファイルド加工という分子的な構造で加工しているため。これによって電気の流れがよくなるのですが、筋肉は電気(生体電気)で動いているため筋肉の動きがスムーズになり、関節にかかる負担が少なくなる、という効果が期待できるのです。
もうすぐ春ですが、まだまだ寒さが残るこの季節。筋肉が硬くなって関節を痛めやすいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?