上級者垂涎の高嶺ラケット
ヨーロッパを代表するテニスメーカーであるヘッド。そのフラッグシップモデルである『プレステージ』は、ウイルソン『プロスタッフ』やプリンス『グラファイト』と同じプロモデルという位置づけで1987年に誕生しました。
スロート部分がスッと細くて美しく、ルコント、イワニセビッチ、サフィンといったテニス界を代表する人気プレーヤーの多くに愛用されたこのラケットは、発売当初、日本での販売価格が4万9000円と非常に高価だったこともあり、これまで多くのテニスプレーヤーが憧れてやまない“高嶺モデル”として絶大な人気を誇っています。

このモデルの大きな特徴は、ストリングの目が非常に細かく、そしてスロート部分からラケット面全体を覆うようにグロメットが装着されていること(フルキャップグロメット)。特に後者は『プレステージ』の象徴的な機能となっており、これを採用することで柔らかな打球感と振り抜きのよさがもたらされ、他のラケットでは味わうことができないフィーリングが上級者を中心とした多くのテニスプレーヤーをとりこにしてきました。
昔ながらのフィーリング

著しいテクノロジーの進化によって、昨今はさまざまな機能をふんだんに盛り込んだモデルが多く展開されるようになりましたが、『プレステージ』はその中にあって異彩を放つモデルと言えるでしょう。これまであまり新機能を盛り込むことはせず、“できるだけ変えない”ということを非常に大切にしてきました。
フルキャップグロメットも20年以上変わらず装着されており、素材部分に最新のものを少し取り入れる程度で、今回のニューモデルもシャフト部分にヘッドの新テクノロジー“ユーテックd3O”を取り入れているだけで、ほかはほとんど変えていません。
実際に試打してみますと、前モデルの打感は少し乾いた感じがあったのですが、今回はしっとりしたフィーリングがあるので、『プレステージ』本来の粘りだったり、フィーリングのよさが発揮されています。パワーアシストなどは必要ない、自分の振った分だけ飛んでくれればいい、というコントロール重視のプレーヤーには最適なモデルではないでしょうか。
『プロスタッフ』の流れをくむプロモデル
前出のヘッド『プレステージ』と同じように、ウイルソンのフラッグシップモデルとして1983年に生まれた『プロスタッフ』。コナーズ、エドバーグ、サンプラスなどのトッププロに愛用された名器で、80年代から90年代にかけて一時代を築きました。
しかし、ウイルソンはその『プロスタッフ』の成功に甘んじることなく、長年「『プロスタッフ』を越えていくラケットをこの世に送り出したい。それができなければラケットの進化という意味でも未来はない」と考え、サンプラスからフェデラーという新しい王者を迎えるにあたり、トップモデルから『プロスタッフ』という名前を捨て新たな歴史を作り出すことにチャレンジ。そこで『プロスタッフ』の流れを受けて生み出されたのが、『SIX・ONE』シリーズです。
この『SIX・ONE』シリーズは、『nCode』という最新のナノテクノロジーを駆使した素材を採用し、『n SIX・ONE』というシリーズで2004年に登場。フェデラーやヴィーナスなどのトップ選手がラケットに求めるフィーリングや重さ、バランスを損なうことなく、パワーを付加することに成功し、さらに2007年には新素材のカロファイトブラックを採用することで面安定性を高め、パワーロスを減少させコントロール性能をアップさせた『K
SIX・ONE』シリーズを展開。このモデルで『SIX・ONE』は“パワーとコントロール”というラケットに求められる性能を手に入れ、完成度の高いモデルとして高い人気を獲得しました。
パワー、コントロールにフィーリングをプラス
プロモデルとしての完成形を見た『SIX・ONE』ですが、これに甘んじることなくウイルソンが「次世代のラケットに必要な要素」として導き出した答えが“フィーリング”です。そのフィーリングを生み出すための開発には“コート上ですべてを感じ取りたい”というフェデラーが深くかかわっており、その中から今回の『BLX
SIX・ONE』が誕生しました。

この『BLX SIX・ONE』は、素材に衝撃・振動をスムーズにし、軽量で安定性が高い“バサルト・ファイバー”を採用。ウイルソンの描いていた“パワー、コントロール、フィーリング”のすべてを満たす一本に仕上がっています。
打感は前モデルに比べると柔らかくなっていて、ボールとストリングが接している時間は長め。手に伝わる感触がよく、ボールを運ぶ感覚がしっかりあるので、よりコントロール性能はアップしているのではないでしょうか。それ以外はそれほど大きな変化はないので、『SIX・ONE』を愛用している人、さらに自分のフィーリングを大切にしてプレーしたい人には最適な一本と言えるのではないでしょうか。
バグダティス愛用モデルが進化した!

ストリングメーカーとして人気の高いフランスのメーカー、テクニファイバーが日本において本格的なラケット事業の展開に乗り出したのが2年前。そのタイミングでこれまで展開していたラケット開発も大きな方向転換をし、世界を驚かせました。
特にこのとき大きく変わったのは、ラケットのコスメとバグダティスをはじめとしたトップ選手を契約プロに迎えたことにあります。コスメは、スロート部分に侍やゼウスなどの顔が描かれており、初めて見た人は衝撃を受けたかもしれません。
このとき展開されたモデルはパワー重視の『T・FLASH』とコントロール重視の『T–Fight』の2モデル。前者はバグダティス、後者はベルダスコが使用しています。
そして今回新たにモデルチェンジを行ったのが、前者の『T・FLASH』です。これまでのコンセプトはそのままに、シャフト部分を竹のような節状にチェンジ。これによってシャフト部分の剛性が高まり、さらにパワフルな打球を実現しています。
カウンター系パワーヒッターに 最適な一本!

打ってみると、シャフト部分は剛性が高くなっているというものの、しなりもしっかりあるのでガチガチな感じではなく、ボールが鋭く飛び出す感覚を体感できます。テクニファイバーはヨーロッパのブランドらしくストローカーには定評があるのですが、このモデルチェンジでボールの強さはさらに高くなっているので、特にベースラインで強打していくタイプのプレーヤーにはフィットするのではないでしょうか。中でもラケット自体の反発力が強いので、早いタイミングでインパクトしていくカウンタープレーヤーには最適なモデルと言えるでしょう。
ムサシ『ニー』 :: 純粋なアミノ酸だけを使用!

プレー後の疲れを素早くとるために有効なのが、アミノ酸サプリメント。数年前はあまり知られていませんでしたが、今ではコンビニでも気軽に買えるぐらい定番の商品になりました。
しかし、いざ買おうと売り場に行くと、その商品数の多さにビックリする方も多いはず。手に取りやすい価格のものから、飲みやすさを追求したタイプのものまで様々なタイプが展開されています。
そこで、数あるアミノ酸サプリメントの中からピックアップしたのが、ムサシの『ニー』。プロのスポーツ選手も愛用しているこのサプリメントは、とにかく効力を高めることに特化するため余計なものは一切混ぜず、純粋なアミノ酸だけを使用したサプリメントとなっています。その最大の特徴は、速効性。“速く効く”というものでも30分ぐらいはかかるものですが、この『ニー』は摂取直後から効果を発揮。また、プレー直後に摂れば激しい運動をした翌日に疲れを残さない高い回復力も大きな魅力となっています。
ただしこの『ニー』は高純度なため価格も割高。さらに飲みやすさよりも効果を重視しているためくせのある味ですが、それは「良薬口に苦し」ということで、あなたの大きな味方になってくれること間違いなし!
試合の合間におススメです。