試合で真価を発揮する 飛びすぎを抑えた スピンモデル
ヘッドのラケット『エクストリーム』の大きな特徴は、そのヘッド形状にあります。前モデル(初代・07年発売)が誕生する以前、プロモデルのラケットといえばコンパクトでもパワーが出せるようフェイス形状は縦長のものがほとんどだった(縦糸を長くとるため)のですが、この『エクストリーム』は横糸を長くとるため丸型設計に。これによってワイパースイングで振るとボールは横糸に引っかかって大きくたわみ、強烈なスピンがかけられるようになりました。
そしてもう一点の特徴は、“100平方インチ&300g”という、昨今最も人気のあるスペックを採用したことにあります。それまでヘッドは『ラジカル』、『プレステージ』といった“コンパクトで重い” 上級プレーヤーにターゲットを絞ったモデルと、“大型フェイスで軽い”エンジョイ派向けモデルの2タイプでラインナップしていたのですが、この『エクストリーム』はその間を埋める位置づけで展開。これは、当時バボラの『ピュアドライブ』(このモデルが“100平方インチ&300g”の先駆け)が爆発的に人気となっていて、それに対抗する意味もあったのかもしれません。
そして今回発売された『マイクロジェル エクストリーム with Teflon polymer』。コンセプトは初代と変わっていないのですが、グロメットをフライパンなどで使用されるテフロンでコーティングしており、それによってストリングとグロメットの摩擦を軽減し、より強いホールド感を実現しています。
実際に打ってみると、ホールド感が強くなり、スピン量もアップしています。一般的に中厚モデルは飛びやすいので、ポリを張って抑える人もいるのですが、このラケットはグロメット自体がボールをホールドするのでその必要はないですね。ポリだと振動も大きいですし、シニアの方などはヒジや手首に負担が大きくなるので大きなデメリットになります。楽にパワースピンが打ちたい、そんなプレーヤーは一度試してみてはいかがでしょうか。
独自の進化で新たな境地を開拓
これまでラケットの素材はウッドからメタルに変わり、グラスファイバーなどの時代を経て今日のカーボン素材へと進化してきました。しかしそれ以降、ラケットの素材には革新的な進化が見られず、同時にラケットの進化にも行き詰まりが見えているのも事実です。
そんな中プリンスが目をつけたのがグロメット。グロメットにはストリングを通す穴が開いているのですが、通常はその穴の大きさはストリングの太さと同じになっています。プリンスはこの穴を大きくし、ストリングの可動域をアップさせてフェイス面のたわみを大きくさせた「O3」テクノロジーを05年に開発。フレームの進化だけでなくグロメットも進化させることで、ラケットの性能をアップさせてきました。その後、「O3」テクノロジーは、O型から長方形型の「O3スピードポート」へと進化。そして、そのテクノロジーをさらに進化させたのが、この『E X O3サンダー』です。
このモデルは、90年代中盤ごろに“大きくて軽くて、力が無い人でも打てる” 厚ラケのはしりとして人気の高かった『サンダー』にインスピレーションを得て生み出されたモデルで、そのシリーズが新しいテクノロジーを盛り込んで復活、という形になっています。
最大の特徴は、グロメットが完全にフレームとセパレートされていること。これによってボールが当たったときにグロメットが大きく沈み込む=ボールを捕まえるようにホールドしてくれるので打感がかなり柔らかく、スピン性能も相当高いものになっています。

対象としては、ゆったりしたスウィングでストリングのたわみを利用してボールを飛ばすフォームの方や、打球時の球乗り感を重視するプレーヤーに最適です。ダブルスをメインでプレーしているような主婦の方、もしくは週末にテニスを楽しむエンジョイプレーヤーにぜひおススメしたいモデルです。
スピン性能を手に入れた万能モデル

独特のブルーカラーが印象的な『【K】OBRA』ですが、モデル名は83年に発売されたスチールのデカラケ『コブラ』を踏襲したもの。当時の『コブラ』はサンプラスが使用し大人気だった『プロスタッフ』シリーズが難しくて使えない人に使用者が多く、オーソドックスな中級者向けモデルでした。今回の『【K】OBRA』もターゲットは同じ。最新テクノロジーを盛り込んで作られた、現代版『コブラ』といってもいいでしょう。同時にラインナップしているサンプラスモデルの『【K】P S』のワンレベル下に位置し、“100平方インチ&300g”という昨今人気のスペックで設計された、中級向けのオーソドックスモデルとなっています。
ただ、一点注目したいのが、この『【K】OBRA』はスピン性能に特化した作りになっていること。スロート部分がシェイプされていて、縦方向に振り抜きやすい=スピンがかけやすい形状になっています。昨今はバボラの『アエロプロドライブ』に象徴されるような、スピン系モデルが高い人気となっており、ウイルソンも人気の“100平方インチ&300g”スペックで、スピン性能を強調したモデルをラインナップしたというところではないでしょうか。
この『【K】OBRA』は2タイプで展開しており、一つは309gの『ツアー』。そしてもう一つが、F Xテクノロジーを採用した『チームF X』になります。『ツアー』は100平方インチで309gなので、ある程度パワーが必要。『チームF X』はスロートに穴が開いているため4本でラケットを支える形となっており、面ブレが少なくコントロール性がアップしています。また衝撃が分散されて、打感がソフトなのも特徴です。
どのショットでも非常に打ちやすく、パワー&スピン性能のバランスがいいので、ストロークを主体にゲームを組み立てるベースライナーにピッタリ。さらに操作性も高いので、ストロークから機を見てボレーにも出て行くというオールラインダーにもおススメです。
イスラエルの“死海”産、塩使用! "脱水症状予防に最適!"

スポーツサプリメントは数あれど、“塩”サプリメントはなかなかお目にかかれません。この『スポーツソルト』は、イスラエル死海の塩を錠剤にしたもの。かなりユニークな商品で、口に入れてなめると本当にしょっぱい!(←味わってはいけません!!)激しいプレーによって大量の汗をかくテニスにおいては、水分補給時に塩分が摂取できる優れたサプリメントです。またさまざまなミネラル成分が配合されているので、疲労の蓄積を抑える効果もあり、パフォーマンスの向上も期待できます。
実際運動する前に飲んでみたら、確かに調子はよく、快適にプレーを楽しめました。
特に夏場のプレーには、一つ持っておくと重宝すること間違いなし! 脱水症状や痙攣防止に効果を期待できるので、ラケットバッグに忍ばせておいてはいかが?
※ボトルタイプとハンディタイプがあり